平成30年度 第3回例会を開催しました【2.13】
2019/02/15
2月13日、第3回例会を開催いたしました。
【第1部】
介護ソフトウェアベンダー各社をお招きして、ご講演いただきました。
「ITを活用した業務効率化セミナー ~先行実例と具体策のご紹介~」
■株式会社ワイズマン「ワイズマン」
「ワイズマン」システムを活用することにより、
関係機関との情報連携、業務効率の向上による
介護業務や対人援助の質の向上などの具体例を
動画や実演を通して分かりやすく解説いただきました。
株式会社ワイズマン 浅野 氏
株式会社ワイズマン 浦本 氏
■NDソフトウェア株式会社「ほのぼの」
「ほのぼのNEXT」システムを導入された事業所の実例をご紹介いただきました。
ICTを導入することによる効果や、苦労した点、よかったことなど
具体的な声をご紹介いただきました。
各職員の動線の変化なども図で視覚的に示していただきました。
NDソフトウェア株式会社 宮谷 氏
■株式会社エス・エム・エス「カイポケ」
「カイポケ」各機能のご紹介、訪問介護事業所におけるICT導入事例をご紹介いただきました。
タブレットを使用することによるペーパーレス化の具体例では、
紙媒体を使用しない事業所間連携や、ヘルパーさんのシフト共有、
実施記録の自動連係など、
業務効率の向上やミスの軽減効果など、有効性を理解することができました。
株式会社エス・エム・エス 古谷 氏
■株式会社アール・シー・エス「RelyⅢ」
「RelyⅢ(リライ)」のシステムのご解説、現在のICT化に向けた社会背景など
地域の状況に即したご説明をいただきました。
各システムの使い勝手や操作性の向上に加え、他システムとの柔軟なデータ連携などを通して
業務スピードの向上への取り組みをご紹介いただきました。
株式会社アール・シー・エス 新川 氏
■株式会社城山ケアセンター「Careluxl」
「Careluxl(ケアラクスル)」システムの記録作業の利便性向上についてや
タブレットを使用したペーパーレス化について
実例や実際の操作画面のデモなどを通してご紹介いただきました。
また、電子帳票による実地指導への対応など
先進的な実例のご紹介もいただきました。
株式会社四国日立システムズ 大西 氏
株式会社城山ケアセンター 草薙 氏
【第2部】
国民健康保険陶病院 大原院長を講師にお招きし、ご講演いただきました。
「地域包括ケア時代の在宅医療と介護のあるべき姿」
大原先生は、香川県医師会の常任理事として、
本年1月に設立されました「香川県地域包括ケアシステム学会」の設立に尽力され、
今後の地域包括ケアシステムの向上を推進しておられます。
年間訪問件数1,400件の陶病院における在宅医療の取り組みや実例、
多職種連携の重要性などについて現場目線でご紹介いただきました。
地域包括ケアに向けた様々な団体の取り組みや、意義など
個別に理解を深めることができました。
在宅医療の現場からは「リビンウィル(事前指示書)」のご紹介もあり、
ご本人の意思をチームで支えること、
そのためにわたしたちに今できることが鮮明になりました。
国民健康保険陶病院 大原院長
地域包括ケア時代の地域社会をよりよいものにするために
ひとりひとりにできること、それぞれの役割、
また、課題も含めた多くの学びをいただきました。
当協会では、これから起こる業界の変化や情報をいち早くご紹介できるよう
今後も行政機関や諸団体と連携した勉強会、研修会を開催いたします。
ご講演をいただいたシステムベンダーの方々、大原先生をはじめ、
お忙しい中お集りいただきました参加者の皆様に心から感謝申上げます。